みんなが育休応援団

男性育休を推進する理由

「育休をとりたい」男性も、パートナーに「育休をとってほしい」女性も増えていると言われている現在。
「人口減少に打ち勝ち、笑顔で暮らせる島根」の実現のためには、取得を希望する男性社員がためらうことなく育休を取得できる、魅力ある職場環境が県内全体に広がっていくことが必要です。
「人材確保・定着」のほか、「業務効率化」、「属人化からの脱却」など働く誰もが仕事と私生活を両立できる職場づくりのきっかけとなる男性育休を、みんなで応援します。

「みんなが育休応援団」とは

男性の育休に、企業からもっとエールを。
  • 育休取得者を企業・同僚が「応援」
  • 育休取得を促進する企業を行政と社会が「応援」
  • 育休取得への社会機運づくりを多くの島根県民で「応援」

といった「応援」の連鎖と好循環が生まれ、育休を取得しやすい社会の雰囲気づくりにつなげる取組です。

 

男性育休取得応援企業になるための5か条

経営者や上司は社員の仕事内容だけでなく生活背景も知ること。

社員とのコミュニケーションを密にし、社員が自らの生活で困っていること、支援して欲しいこと等を会社に積極的に申し出ることができるような風土を醸成する。

経営者や上司が男性の家事育児の必要性について知ること。

経営者や上司が、出産直後から乳児期・幼児期と、家事・育児にまつわるさまざまな事柄や役割分担の必要性について理解すること。また、家事・育児を実践し、必要なスキルや心構えを身に着けること。

社員に豊かで幸せな人生をおくってもらいたいと思うこと。

ワーク・ライフ・バランスのマインドや知識を持つこと。社員が幸せな人生をおくるには何が必要かを理解し、それについて社員と話し合うこと。

育休による一時的な人員減少を想定して業務の効率化を行っていること。

育休に限らず、常に社員が休暇を取得できることを想定して、それに対応できる人員配置や、業務効率化を目指した業務改善を行い、生産性を下げない計画を持つこと。育休等で休んだ社員の業務により残された社員の労働時間が延びることのないようにすること。

男性育休取得応援企業は選ばれる企業であると理解すること。

男性育休が取得できる会社は、業務の効率化・属人化からの脱却により、その他の休暇も取得しやすい働きやすい会社。そのような会社は、生産年齢人口が減少する時代において、人材の確保・定着につながる選ばれる会社であると理解すること。

 

男性育休のメリット・必要な理由

企業のメリット

  • 社員のモチベーションがあがる
  • 人材の定着・確保につながる
  • 「チーム力」が醸成される
  • 業務効率化による利益率の向上
  • 管理職のマネジメント力の向上

取得者・家族のメリット

  • 家族の絆が深まる
  • 子どもの成長の機会に立ち会える
  • 家事・育児能力の向上に繋がる
  • マルチタスク能力や コミュニケーション能力が向上する
  • 働き方や生活を見直す きっかけになる

データで見る男性育休取得

正しい知識を身につけて、育休を応援しよう!

なるほど動画
「教えて!寺本先生!!!」

「男性の育児休業」に関する制度や育休取得に向けた取組を行うためのステップなど、専門家である寺本先生に分かりやすく解説していただきます。誰もが働きやすく、働きがいのある職場づくりのため、ぜひご覧ください。

寺本 健太郎

Profile

TERAMOTO社会保険労務士法人 代表社員

スタイリスト、出版社勤務、大手書店の仕入れ・ベンチャー系コンサルティング会社でのコンサルタント経験を経て、2004年に先代が営む社会保険労務士事務所に入所。
2011年、社会保険労務士事務所在職中に社会保険労務士資格を取得。
2014年に先代から事業を承継し独立。
2016年に企業のHR分野を組織的にサポートするために個人事務所を法人化。
地元島根県を中心に、個人事業主から従業員数千人規模の中堅企業の人事労務の支援を行い、地域企業の継続的な発展に力を注いでいる。
また、自らの事務所経営では2019年1月にオフィスを移転し労働集約型の業界である社労士事務所の働き方改革を進めている。 

経営者・管理職向け

動画のポイント!
  • なぜ男性育休が重要なのか
  • 法改正や制度について
  • 制度利用の課題と対策について
  • 取組を進めていくためのステップ

従業員向け

動画のポイント!
  • 育児休業等の制度について
  • 家庭内での話し合いや準備
  • 職場内での引継ぎや情報共有
  • 復職後の働き方について

必見!男性育休 のコツ
~家庭篇~

リラックスして、楽しく家族との時間を過ごすためのコツです。
自ら男性育休の経験をされた専門家からのアドバイス。
ご活躍の参考にしてみてはいかがですか。

★執筆いただいたのはこの方!!

福井 正樹 氏

1956年 福島県会津若松市生まれ。
合同会社WLBC関西 業務統括コンサルタント。
東京から、1998年鳥取市へ介護移住。
移住後、中堅の建設会社の経営に11年間携わり、徹底的な業務効率化・ムダ削減・管理職育成を実施し会社規模を4倍に拡大。2010年引退し、現職。
男性育休の必要性や働き方改革について、島根県を含む全国の企業へのコンサルティング、社内研修、講演などを多数行っている。
島根県「イクボスセミナー」登壇者(2022・2023)
本ページ内の「男性育休 応援企業になるためのPoint5か条」・「男性育休のメリット・必要な理由」監修

必見!男性育休 のコツ~家庭篇~

育休取得のアナウンサーが行く!

島根県の男性育休応援企業3社に聞きました。

応援企業001 共立エンジニヤ

「ライフのためのワーク」を語る社長。実現した新卒離職率0%の職場環境。

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応援企業002 安来第一病院

育休を「特別なこと」にしない。鍵は日頃からのコミュニケーション。

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応援企業003 (株)テクノプロジェクト

「人が財産」だから育休を推進する。働きやすさ全国No.1のIT企業へ。

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インタビュアー紹介:岩本 泰平 氏(29歳)

[Profile]日本海テレビジョン放送のアナウンサー4年目。 大阪府出身。

  • 2021年12月 第1子(長女)誕生
  • 2022年12月 日本海テレビで男性社員初の育休を取得(およそ2か月)

「娘も現在2歳になりました!パパとして2年生!日々、パパ奮闘中!
うまく周りの人に頼りながらなんとかパパをやっています!
仕事終わり、家に帰って出迎えてくれる娘に癒されています!育休中は娘と一緒に旅行に行ったりお昼寝したり、自分も楽しんでいました。
子どもの成長を毎日、間近に感じる、本当にかけがえのない時間だったと思います。
最近娘が話すようになり、「パパ」と言ってくれた時に、父親としての実感が改めて沸いてきました!大変な育児の中にも喜び・楽しさが多くなってきました。
「 育児のモットー:子どもも、自分も、のびのびと!」